
こうして、私たち夫婦は八十を超えたが、至って健康体である。耳は遠くなり、記憶力も衰えたりしてきてはいるが、多くの人がインフルエンザにかかっても、私たちはかかったことがない。
人間の体に与える影響としてストレスが大きいことはよく知られているところだが、私たちクリスチャンは、ストレスになるようなことが起って来ても、それをまともに受けない方法を知っている。それは、主イエスが次のように仰せられていることを実行するからである。
「疲れている人や、重荷を負っている人は、だれでも、わたしの所に来なさい。わたしは、あなたがたを休ませてあげよう。」(マタイ11:28)
これを実行していれば、倒れてしまうことはない。ストレスは、暑さ、寒さばかりではなく、痛いこともストレスになる。しかし、人間特有のストレスとしては、感情的なものがある。だれかに対して怒ったり、恨んだり、憎んだりすることがストレスとなって、肉体をむしばんでいく。自分に対してひどいことをした人を赦すこと。自分の意思や力でやろうとしても、それはできる相談ではない。そこには、どうしてもキリストの力が必要である。キリストによって赦されたという経験のある人なら、だれにでもできることである。だから、私はクリスチャンになって、よかったと思っている。弱虫だった私がこんなに強くなっているのは、キリストのおかげだからである。